NYファンドマネジャーの本音

皆さんこんにちわ。このBlogは米国でアジア株式運用にたずさわる私のContrarianな意見を皆様にぶつけ、ひいては皆様の一日の糧にでもなればと思い、始めようと思いました。私のプロファイルはいずれUploadします。私は海外が長いので、これを英語で書こうと思いましたが、とりあえずはやめておきます。日本については金と女の略奪にしか興味のない一般的な「日本通w」外人(多くは本国ではやっていけない人のようですが)の、論理の無いただの先入観に基づく人種差別的コメントへの対応に時間を費やすのがいやだからです。ただし私のモットーは「英語は喧嘩に勝つために使う」ですので、いずれ期待してください。 私の基本原則: Contrarian(逆張り) Fact-based(先入観・偏見でなく事実・証拠を求める) Doubt the sources(何が言われているかよりも誰が、なぜ言っているのかの方が重要。ソースの主の隠れた意図を徹底的に探る。絶対中立なソースは存在しない。)

外人

ダーリンは失業者

その昔「ダーリンは外人とかいう 死ぬほどアホな企画があったと、日本人の友人から聞きましたが、いまや「ダーリンは失業者」ではないでしょうか。私が昔から知っている、「外資系」勤務の馬鹿外人もみなこの春でクビですね。彼らの馬鹿な日本人妻はこれから、生活水準をおとさなくてはならず、さぞ困っているだろう。私は同情はまったく しませんが。

実は日系の金融機関は傷が浅い分、すでに攻勢にでつつあって、それなりに雇って いるのですが、プライドの高い二ポーンの外人にはそんな柔軟さはないでしょう。

せいぜい無所得生活を死ぬまで楽しむがいいのです。自業自得。

円は高すぎた>馬鹿なマクロファンドが一斉に退却へ 原油の二の舞?

またまた、大変ひさしぶりになってしまいました。今日は為替について一言。

私はすでに昨年から言ってきたことですが、とうとう市場はYen のファンダメンタルの弱さに気がつき始めました。流行に乗るだけのアホなマクロ系ファンドが一斉に退却し始めたようです。2月中旬以降の大幅なReversalはそのことをものがたっています。彼らの積もりあがったロングのポジションは今後も減っていくでしょう。



私が以前から言っているように、貿易収支の赤字は恒常化しました。経常収支のうち唯一の黒字である経常外収支(利子・配当)も、世界的な金利低下でもはや風前の灯といてよいでしょう。日本経済のファンダメンタルはまったく弱いのです。

今後もYenは長期的には、各国通貨に対してきり下がっていくのがトレンドでしょう。


最後はファンダメンタルズ・トレーダーが勝つのです。

アングロ金融崩壊トレードのフォローアップ(1)

いぜんにわたしはこのBlogで、米国金融セクター空売りのETF(SKF)について話したと思います。残念ながら日本では手に入らないようです。そのトレードの結果は添付の通りです。

私は短期はこづかい程度にしかやりませんので利益の絶対額はたいしたことはありませんが、リターンは高く、このポジションを閉じたタイミングは良かったと思っています。おぼえているかもしれないけど7月12−13日の週末には、米財務省によるファニーなどの救済策や空売り規制の憶測があふれていて、私はこれは何か大きな反動が出ると思ったのです。実際その翌週には巨大なショートSqueezeが起こり、CやLEHも含め軒並み20−40%あげることになった。年初来すでに半分の銘柄が多い時のショートなので皆Nimbleである必要があります。

ちなみに最初のトレードは「早すぎた」もので、原油空売りETF(DOY)です。これは早めにロスカットして、その後1バレル145ドルのときにまたこれをはじめました。今度はいつ手仕舞おうか考えていますが、まだ大丈夫かも知れません。米系IBや大手ロング・オンリーの連中があせって、「原油価格は調整であって崩壊ではない」といっている限り、まだまだ空売るチャンスはありそうです。特にGSはまだ149ドルとか」言っていますが、そういっている間に裏では売っている、というのが投資銀行の常なのであまり信用しない方がいいでしょう。結局、ファンダメンタルに支持されない価格はいずれ下落するものです。株価が米国経済悪化を織り込んで下落したのに原油だけ上昇という現象のほうが本来異常です。


Trades1

神格化やめて冷静に見たら: これだけあるウォーレン・バフェットの裏事情

今からメッツを見に行くので今回も手短に。彼はわたしも長年耳にしていて、著書も何冊か持っているし、一時は投資スタイルを手本にしようとしたこともある、尊敬すべき人物だと思っていた。日本でも著作は翻訳され、崇拝する個人投資家は多いように見える。

だが、である。

わたしには、どうも彼は神様として「長生きしすぎた」様な気がするのである。長生きしすぎると良くないのはグリーンスパンも同じ。宮沢喜一もそうだったかもしれない。なぜなら、神格化された人物ほど、過去の過ちや嘘やかくしたい裏事情が暴露されずにたまっていき、Stuckしてしまうからだ。そしてそういった裏の圧力は、いずれ暴発する。

1)バークシャーが買収したGen Re(再保険会社)がAIGの利益操作に加担していた件、それをバフェットが少なくとも「黙認」あるいは「認知」していた件。バークシャーも保険会社だから同じ穴の狢かも。
ちなみにAIGの元・大ボスで追放されたハンク・グリーンバーグは、本日、連邦裁判所から民事告発の可能性を告示されたようである(WSJ)。彼は創業者のCVスターからAIGを盗んだので、やはり因果応報である。グリーンバーグとバフェットのつながりを探ると面白いかもしれない。

2)サブプライムの戦犯のひとつである、格付け機関ムーディーズへの投資。2004年か05年に投資決定した際彼は、「こんなことはNo Brainerだ」(頭を使わなくても誰にでもわかる良い投資」と言っていたという。(WSJへの読者コメントより)いまやムーディーズは米国の病巣の中心に位置する疫病神になってしまった。当然MDY株は大幅下落でバークシャーの今年のパフォーマンス悪化の一因になっている。

3)米国中西部を拠点とするエネルギー会社を所有するが、この会社による環境破壊行為とそれへの、メディアには出ないが活発な反対運動。

4)2004年ごろから大規模に投資していた中国の石油会社ペトロチャイナによるスーダンでの人権侵害虐殺政府への少なくとも間接の支援と、それへの米国での根強い反発。この件は、米国で反中感情が爆発し続ける中、まだまだ尾を引くだろう。

日本人とそのメディアは外国有名人にどうも甘すぎると思う。駅前のATMが壊れたとか賞味期限10日切れていた商品の販売とか、重箱の隅をつついているくらいなら、世界中の有名人の裏側を暴くくらいのスケールがないと読む気がしない。

日本株市場ここが変>経済的実体とは無関係な会計上の、しかも最終利益のみに過剰反応

今回のトピックは少しテクニカルです。でもこれはとても重要なポイントです。

悪名高い「のれん20年償却」はこのトピックに関連します。こんなものは世界中何処を見ても日本にしか存在しません(すくなくともわたしの知っているマーケットについて)。この制度変更に実体株価が影響を、少なくとも短期的に受けたというところが日本株市場の変なところです。(ちまたでは2011年度にまた代わり、今度は国際会計基準IASに統一、したがって償却は必要なくなるとも言われていますがどなたか詳しい人いたらおしえていただけるとさいわいです。)やはりこれほど酷いルールは市場の洗礼に浴びたということでしょう。

企業決算を見るとき、もちろん最終純利益はEPSとして重要で、もっともメジャーなバリュエーション指標のひとつであるP/Eレシオはこれに基づいています。

問題は、日本株市場ではこれ「しか」頭に無いように見えることです。ここNYやロンドンでは、会計上の最終純利益とそれにもとづくP/Eはそれはあくまで様々な評価尺度のひとつに過ぎないのです。

まず、あくまで会計上のEarningsにこだわるとして(これは良いアプローチとはいえない)、一時的要因を抜いて事業の根底にあるトレンドをみるための調整後利益(およびEPS)を時系列でみるかどうか。わたしの印象だと、米株市場は調整後の数字を重んじるのに対して、日本では調整すらしない、というケースが多いと思います。

次に、会計上利益よりも経済的実体を反映したキャッシュフローベースの指標(EBITDAやFCF)を株式評価においてどのくらい重視しているか。最近でこそ、キャッシュのたまった企業を割安だといって売りたいセルサイドの努力もあって、一部セクターたとえば食品などでは使われるようになったが、全体としてはまだ、NYロンドンに比べるとごくごく一部だと思います。P/FCFEやその逆数であるFCFイールドに至っては、あまり使われているのをみたことがありませんが、こっちではきわめてポピュラーな株式評価のやりかたです。

したがって、たとえば最近の日本企業のように、余ったキャッシュの有効活用としてM&Aにより事業を拡大する動きが活発で、買収先企業に支払ったプレミアムを、日本の変な会計のせいで、「20年償却」しなくてはならなくなっても、たとえばキャッシュフローであるEBITDAでみたらまったく影響は無いことになります。そころが、最近の日本のケース(日本板硝子、JTが良い例)では、驚くことにこのノンキャッシュ要因に一時的にせよ市場は大きくネガティブに反応しました。これは世界の非常識といわれても仕方が無いと思います。

以上のように、日本株の市場では、50数年の歴史にもかかわらず、まだ、「一時的要因を調整しない」「会計上の」利益しかみていないように思います。

これらの結果何が起こるか。

1.中期の値動きが必要以上にぶれる。回転させたい証券会社や短期のとレーダーは楽しい(必ずしも、儲かるということではない)かもしれないが、長期的な株価形成に重要な投資家が怖くて近寄らない。

2.企業も、本来なら経営と投資家の利害を一致させる仕組みであるはずの、ストックベースの報酬を与えることが難しくなる。わたしが日本の上場会社の従業員なら、半分以上株式ベースの報酬など拒否するだろう。1年で30%以上ぶれる報酬よりは多少低くても現金を選ぶだろう。

3.これは「のれん」に限った話だが、国内での成長が限られている日本の企業が成長するためにどうしても必要な海外でのM&Aで遅れを取る原因になる。のれん償却費用で営業減益、といったまったく経済的実体と関係ないことで市場が売り浴びせるのなら、怖くて買収プレミアムをつけることにしりごみしてしまい、その結果そういった特殊な変なファクターが自国にないインドや中国の企業に競り負けてしまうだろう。

4.諸外国のアナリストや市場が、一時的要因除く真の経済実態に近い調整後の数値を使っている場合、国際比較で日本企業がマルチプルベースで高く見える。通常アジアなどのセルサイドは特に、自分の見ている企業のマルチプルはなるべく低くなるように見せる。こうした合法的な知恵のあまり働かないどこかの国では、相変わらずまったく調整ない、各年で大きくぶれる会計利益を使っているから、その国の株式は高く見える。グローバルに比較する海外投資家は、このような裏事情まで調べるほどの余裕は無いから当然、日本株に対して(Valuation上)ネガティブになる。


まだ他にもあると思うが、以上の日本株の奇妙さの背景には、経済的実体よりも「ルールはルール」として「じっくり我慢」愚かで意味の無いルールでも、一度ルールになれば無条件に従う、関係者の一部の犬のような従順さ(またの名をSuckerという)がありはしないかと疑う。典型的な例で思い出すのは、05年だったかのアクシデントである「ジェイコム事件」であろう。普通、時価と何千倍も違う値段で注文を出すなど経済的人間にとってはありえない話であるからあんなものは即座に無効にすればよかったのである。それが、話が何処でどうなったのか知らないが、注文は注文として、取引所と証券会社の間でかなりもめた。NYでは考えられないナンセンスである。異常なまでの表見主義、形式主義、人間とか経済現実を無視したルール至上主義である。ルールは結局、人間の経済的福利をよりよくするためのツールに過ぎない。それが、人間が逆に一度できたツールに支配されてしまっている。

以上言葉を尽くせたかはわかりませんが、とりあえずSox vs Brewersのゲームを見なければならないので今日はここまでにします。Ortizに久しぶりの快音、今日は余裕かも。

第0回

今日は今後展開する話題についてご紹介するだけです。世の中には様々な嘘がまかり通っています。特に、外人の言ったことは金科玉条の日本語メディアを読まされている日本在住の皆様はかなり損をしているように私には見えます。事実に照らして先入観を捨てれば、これらの嘘はすぐにばれるのです。

1)日本以外のアジア(韓国や中国)が日本より外人に開放的だという嘘
これは主に米国系の朝鮮人やハン中国人が、米国で仕事を得られず東京で仕事をする羽目になった場合に、コンプレックスを解消するため流すデマゴーグです。日本語メディアは、彼らが英語を話すだけで、真実だと錯覚してしまいます。私は今後、豊富な事実史料をもとに真実を語っていきます。結論は、日本東京ほど外人に無差別に優しく丁重な都市はアジアにおいてほかにないということです。むしろそれが有害なのです。理由については後で議論します。

事実:ソウルで日常的に盗聴その他の人権侵害を受ける外資系PEファンド;日本では大もうけ、韓国では身包みはがれたローンスター など

2)日本の物価が国際的に見て高いという嘘
これは海外のことを知らない日本人知識階級と、80年代バブル日本のことしか知らない欧米の似非ジャパノロジストがいまだに言及する真っ赤な嘘です。詳細は後で。日本では10年以上デフレが続く一方で日本以外の世界では例外なく名目経済成長=安定的なインフレが進んだ。これで日本や東京の物価が国際的に安くならないはずはない。ロンドン地下鉄初乗りは現在800円、NYは300円。東京は長い間160円のまま。

3)取引下手な日本人、いつも先に弱みを見せ相手につけ込まれる。「謙譲の美徳」「弱者が正義」「義理人情」は日本人同士でしか通用しません。国際関係でハッタリをかませない人は滅亡あるのみですよ。

4)外人に優しい日本人。しかし奴らの求めるものは金と女(そして口には出さないが、日本国のきれいな水と空気、おいしくて安い食事)。Freeriderをこれ以上許さないほうが良い。

5)元GLGパートナーズの犯罪人を識者扱いする日経新聞。これは変。このロンドンのヘッジファンドPMはゴールド万の営業員から得たインサイダー情報をもとに、三井住友銀行株を大量に空売りして生涯困らない財産を築いた。英FSAから起訴されたが金の力で和解。その後日本の日経新聞に堂々と識者としてコメントを掲載。円キャリーなどという馬鹿げた風説で日本株を空売り、円を買占めまた儲けていることだろう。とことん、日本の人々はFuckされるのがすきなのだろうか。日本はSuckerといわれるゆえんである。私の言うことが嫌いなら、永遠にFuckされ続けていてくださいね。

それではまたね。
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