米国ではヘッジファンドマネジャーや投資家に影響力の大きいSeeking Alphaで、最近、以下のような寄稿があった。寄稿者は独立系のファンドを運用するCFAのマネジャーである。
中国のレアアース政策はやがて破綻
SeekingAlpha記事
>>Although China has clearly created a tizzy in the markets because of its policy to slowly strangle its export quotas of rare earth metals, it would be more surprising if this move does not go down in the books alongside the Hunt brothers' attempt to corner the silver market and other market-cornering maneuvers. >>
かれのコモディティ市場の歴史に詳しい部分だが、かつて銀市場を「Cornering」しようとしたHunt 兄弟の末路にも触れられている。
要するに、もともと代替可能な資源に輸出規制をかけたところで、いずれは他物資による代替、あるいはレアアースを不要化する新技術の開発により、レアアース需要は減少していくだろうというもの。
すでにその動きは始まっており、世界中のTechベンチャーや素材企業が、すでに実現可能性の高い代替策を提供できそうだという。関連銘柄として日立など日本企業の名前も紹介されているが、私ならSumi Electric住友電工のリチウム不要のバッテリー技術の商品化が本命だと思う。
自虐的な東京の一部の金融投資関係者とちがって、ここ米国では今でもちゃんとこのように健全な意見が言える人物が存在する。やはり資本主義と言論の自由の本家であるだけのことはある。彼は、「政府が財サービス資金のフローと価格を統制する中国型モデルはいずれ破綻する、とも示唆しており今後が興味深い。
私は前から言っているのだが、金や銀は食べられないし、実需には限界がある。加工やロジスティックスのコストが高すぎるからだ。通貨とことなりそのままではものやサービスの取引にも使えない。
こういう意見は今は絶対少数派だろうが、私はこの、「BRIC成長⇔資源高」のループはいつか、終わりが来ると思っている。そのカタリストとなりえるのは、BRICやアジアの為替操作国におけるインフレとそれによる成長率の鈍化であろう。そのときになってBRICsや朝鮮が為替上昇を認めても、一度定着したインフレ期待はそう簡単にはおさまらない。やはり韓国ウォンは長期的絶対的に上昇し、1ドル1000ウォンから500ウォンに向けて上昇していくだろう。現代自動車とLGは特に売りだ。
中国のレアアース政策はやがて破綻
SeekingAlpha記事
>>Although China has clearly created a tizzy in the markets because of its policy to slowly strangle its export quotas of rare earth metals, it would be more surprising if this move does not go down in the books alongside the Hunt brothers' attempt to corner the silver market and other market-cornering maneuvers. >>
かれのコモディティ市場の歴史に詳しい部分だが、かつて銀市場を「Cornering」しようとしたHunt 兄弟の末路にも触れられている。
要するに、もともと代替可能な資源に輸出規制をかけたところで、いずれは他物資による代替、あるいはレアアースを不要化する新技術の開発により、レアアース需要は減少していくだろうというもの。
すでにその動きは始まっており、世界中のTechベンチャーや素材企業が、すでに実現可能性の高い代替策を提供できそうだという。関連銘柄として日立など日本企業の名前も紹介されているが、私ならSumi Electric住友電工のリチウム不要のバッテリー技術の商品化が本命だと思う。
自虐的な東京の一部の金融投資関係者とちがって、ここ米国では今でもちゃんとこのように健全な意見が言える人物が存在する。やはり資本主義と言論の自由の本家であるだけのことはある。彼は、「政府が財サービス資金のフローと価格を統制する中国型モデルはいずれ破綻する、とも示唆しており今後が興味深い。
私は前から言っているのだが、金や銀は食べられないし、実需には限界がある。加工やロジスティックスのコストが高すぎるからだ。通貨とことなりそのままではものやサービスの取引にも使えない。
こういう意見は今は絶対少数派だろうが、私はこの、「BRIC成長⇔資源高」のループはいつか、終わりが来ると思っている。そのカタリストとなりえるのは、BRICやアジアの為替操作国におけるインフレとそれによる成長率の鈍化であろう。そのときになってBRICsや朝鮮が為替上昇を認めても、一度定着したインフレ期待はそう簡単にはおさまらない。やはり韓国ウォンは長期的絶対的に上昇し、1ドル1000ウォンから500ウォンに向けて上昇していくだろう。現代自動車とLGは特に売りだ。